アスベストの調査・分析をする小田原鉱石株式会社のオフィス計画です。
倉庫のほか、大きく分けて試験室と事務室の2つのスペースが必要でした。
製造使用の禁止されたアスベストを扱う試験室と事務室はしっかりと分ける必要がありながらも、コミュニケーションが容易に取れ、相互に行き来できることが求められました。
 
そこでそれぞれを隔てる壁に大きなガラスをはめ、それぞれの状況がよくわかるようにしました。入り口から入って正面にガラス越しに見える試験室は 自然と会社を訪れた外部の方への案内にもなり、会社の透明性を表すものでもあります。

柱のくぼみには作りつけの本棚や作業カウンターを設け、スペースを有効活用しています。
事務スペースは無機質な印象とならないよう、会社のカラーである黄色と黄緑をアクセントに使いながら、部分的に木を用いてリラックスできるオフィスとしています。