築年数不詳、店舗付きの古い古民家を新たな住まい手の住宅にリノベーションしました。
長屋のように隣家との距離が近く奥に長い建物で室内は暗く、また増築を繰り返し不自然な間取りとなっていました。
施主は風通しがよく 広く明るい間取りを希望しており、可能な範囲で壁を取り払い、ほぼスケルトンの状態から新たに間取りを作ることとなりました。
細かく分かれていた部屋はトップライトを設けて一続きの大きなLDKに、敷地奥にあった古い蔵や切り株は撤去してウッドチップを敷いた庭として整えました。もともと縁側だった部分は屋根付きの土間としており、アウトドア好き、料理好きのオーナーにとって、この土間と庭は第二のLDKになりそうです。
さらに玄関を含め1階のメインの扉はすべて引き戸として壁の中に引き込めるようになっており、車庫から玄関⇔キッチン⇔ダイニング⇔リビング⇔庭までを一続きの部屋としています。
もともと人が集まることが多く日々おもてなしをしているということで、1階はたくさんの人を招いて楽しく過ごす空間として、反対に2階はプライベートな空間として、浴室・パウダールーム併設の寝室とゲストルームを作りました。
ご近所さんやご友人などとの関係そのまま、風通しの良い、おおらかな住宅となりました。